石材の断面。無数の孔の内壁だけが薄く覆われて光っている。

XOPとは

石を、
1ミリも変えません。

孔を塞ぐのではなく、内壁だけを覆う。
だから見た目が変わらず、剥がれません。

骨と顔

建物のメンテナンスは、
肌の手入れと同じです。

日焼け止めを塗るのは、骨を鍛えるためではありません。「見た目」を守るためです。建物も、同じです。

胸部レントゲン写真と、肌のクローズアップを左右に並べた対比。
骨 = 構造強度橋・トンネル・インフラ。ここは従来の強化剤が正解です。
石張りの壁と床に照明が反射する、オフィスビルのエントランスロビー。
顔 = 美観ビル・商業施設の意匠面。ここを守るのがXOPです。

誤解

「硬い方がいい」とは、
限りません

従来の強化剤は、石やコンクリートの内部に浸透し、隙間を埋めて固める技術です。構造強度と中性化防止が目的。悪い技術ではありません。ただ、皆さんがお持ちなのは、橋でしょうか。

もうひとつ。硬化剤は「隙間を埋めて固める」技術なので、隙間の乏しい緻密な素材ほど効きにくくなります。磨いた大理石や御影石、緻密な磁器タイルでは、"硬くする"効果は限定的です。

なぜ効くのか

掴む所がないから、
汚れが留まれません。

浸透

孔の内壁だけを覆う

石を化学変化させません。塞がないので、剥がれません。

撥水・撥油

水も油も玉になって落ちる

テフロン鍋や蓮の葉と同じ原理です。

透湿

雨は通さず、呼吸は止めない

石の、ゴアテックス。膨れず、剥がれません。

石の表面で、透明な水滴と黄褐色の油滴がそれぞれ玉状になっている。
透明な玉が水、色のついた玉が油。どちらも広がっていません。油も弾くことが、XOPの決定的な違いです。

被膜との違い

顔にラップを貼ったら、
どうなるでしょうか。

ラップフィルムの裏側にびっしりと結露した水滴。
ラップ = 従来の被膜塗料湿気を閉じ込め、膨れて、剥がれて、傷む。
防水透湿生地の断面。表面では水滴が玉になり、裏面からは水蒸気が抜けている。
ゴアテックス = XOP雨は通さず、湿気は外へ逃がす。弾きながら呼吸できる。

紫外線

洗濯バサミを割った太陽でも、
この絆は切れません

XOPの結合を切れる波長(250nm)の紫外線は、オゾン層に阻まれて地表には届きません。地表に届くのは280nm以上。一般的な有機塗料が壊れる340nmは、届きます。

屋外で紫外線を浴び続け、表面がひび割れて折れた洗濯バサミ。
割れた洗濯バサミは、紫外線が分子の結合を切った結果です。

白華(エフロレッセンス)

硬化剤には、副作用があります。

外壁に吹く白い粉は、石の成分が水に溶けて表面まで運ばれ、そこで固まったものです。溶ける・運ばれる・固まる。この三つが揃うと出ます。白い粉は、氷山の一角にすぎません。

主張ではなく、測定値で

(一財)建材試験センターにて
取得しています。

吸水試験

吸水比 0.05

JIS A 1404 準拠/24時間後。

透水試験

平均 0.3 ml

JIS A 6909 7.12 B法 準拠。

すべり性試験

C.S.R 0.80

JIS A 1454 準拠/乾燥時。水散布時 0.78。推奨値0.4〜0.5を上回ります。

すべり性試験:建材試験センター 第19A0609号(2019年)/花崗岩G603バーナー仕上げ・塗布量120g/m²。

よくあるご質問

どんな素材に使えますか

石材(花崗岩・大理石・ライムストーン・砂岩・テラゾ)、タイル(無釉磁器・炻器・タイル目地・テラコッタ)、コンクリート、左官仕上げ(ジョリパット・漆喰・珪藻土)、窯業系サイディング・ALC板など。吸水率0.1%以上あれば適用できます。

耐久性と保証は

壁面で実績15年以上。クラックス合同会社による15年保証をお付けします。適用条件は素材・使用環境により異なるため、現地調査のうえご案内します。

見た目は変わりますか

石を化学変化させず、孔の内壁だけを覆うため、見た目を大きく変えない仕上がりを基本とします。

いきなり本施工をしますか

いたしません。試験施工で状況を確認したうえで本施工を実施します。